患者への医者のアドバイス

噛む喜び

糸ブラシ

歯を失った際に行う治療法は複数ありますが、その中で最も有効だとされているのがインプラントです。
なぜ有効なのかというと、例えば、従来からある入れ歯やブリッジは顎骨に固定されていないのですが、インプラントの場合は、しっかりと顎骨に固定されているからです。
失った歯を取り戻せても、その歯が顎骨に固定されていないのであれば肝心の噛む機能を取り戻すことは困難です。
ですから、インプラントが最も有効な治療法だとされているのです。
しっかりと顎骨に固定されているという構造は、天然の歯と同じ構造だと言えます。
従って、他の治療法よりも有効だというだけではなく、天然歯と比べても遜色のないレベルまで噛む機能は復活します。
ですから、歯を失ってしまったとしてもインプラントの治療を受ければ、歯を失う前の状態にすることができるのです。

歯を失ってしまうという状況は現代に限ったことではなく、遥か昔から存在していた状況です。ですから、古来より歯を補う方法は存在しており、その歴史は紀元前まで遡ります。
ただ、インプラントに関しては歴史は浅く、脚光を浴びるようになったのは1980年代に入ってからとなります。インプラントの普及のポイントとなったのはチタンです。
チタンには、骨の組織と結合するという特質があります。その事実が発見されたことにより、研究が進み、現在、一般的に普及するようになったのです。
とは言っても、まだまだ一般的だとは言えないのが現状だと言えるでしょう。その大きな原因となっているのが、高額な治療費です。
しかし、その問題も改善されつつあると言えるでしょう。治療費が高額である理由は、保険が適用されない自由診療だということが影響しているのですが、現在は保険が適用されるようになっています。
ただ、保険適用の条件は厳しいものとなっていますので、未だに自由診療で治療を行っている歯科がほとんどです。しかし、需要が高まれば、この先、保険適用の条件が緩和されることが予想されますし、そうなれば、もっと身近な治療法になることでしょう。